ink gallery

248-0031
鎌倉市鎌倉山1-19-12
MAP

鎌倉駅から
鎌4 鎌倉山行
鎌5 諏訪ヶ谷行
鎌6 江ノ島行
若松下車 徒歩5分

北鎌倉駅から
タクシーで約15分

展示期間中だけオープンします。

伊藤正 林友子 二人展

2020年 2月29日(土)-3月8日(日)
11:00-18:00

夜更けの月明かりが
雪原に反射し
朝明けかと見まごうほどに
青白く透明に輝き
星々は薄雲にかすみ
木々はガラス細工のように
凍てついています。

伊藤正

鎌倉山までは少し遠い。

観光予定を立てて、巡るもの良いでしょう。
でも、出来たら過ぎ行く時や光を楽しむ時間を取って下さったら嬉しい。

ここでは作り手の痕跡に目を留めることよりも、
そこから広がる景色を聴いてほしい。
景色は実際に見えるものだけではない。
暮れゆく時と共に移り、一様ではない。
それは見るものに立ち入る余白を与え、想像させる。

季節は2月であるが、写る様は、
下萌えの小さな暖かさか、真昼の陽光か
または月光、もしくは光ではないのかもしれない。
そこ景色の中に踏み入り、そのまま進んでみて。
足元は次第にひたひたと水に浸り、深淵な泉に佇んでいるのかも。
または、深く深く沈んでいくのか、
とぷんと身を浸した時、意識化の深層に触れるかもしれぬ。
そのまま体を浸すか、それを掬い口に含むか、
生糸の様に一筋を引き出すか。
その入り口に触れたら、煩雑な日常に戻ったとしても
ふと気配が薫るかもしれません。

一服差し上げたく存じます。

林友子

三谷龍二 いまここに繫ぎとめるものたち

2019年 7月13日(土)-7月14日(日)
2019年 7月27日(土)-7月28日(日)
2019年 8月3日(土)-8月4日(日)
2019年 8月10日(土)-8月11日(日)

11:00-18:00

知能の働きによって文明は進化してきたが、そのために自然との調和を失い、自然から離れてしまった。 sns 上では日々の出来事がことごとく情報に変わり、「私」も「想い出」も、 どれも均質で、細かな砂つぶのようになっていってしまう。 そんななかで僕たちは、自分の大切なものをどのようにしてこの世につなぎとめればいいのだろうか。 人には頭脳の働きだけではなく、知恵や工夫という体で知る世界があり、工芸に見られるような、 素材、形、テクスチャー、手持ち感など、無意識的なところで選別する優れた知恵の世界もある。 誰にでもわかるそのような具体的な感覚を通じて、 あるいは身近な日用品を使う楽しみの中からそのことを考えていきたいと思う。 深い想い。身近な人。好きな歌。毎日のごはん茶碗。我が家。愛おしいもの。心に残るものたち。 この社会の中に生きるなかで感じる漠たる不安を乗り越えていく為に、 まずはすぐそばにあるものとの関わりを回復するところから、はじめたいと思うのだ。

三谷龍二